ものわすれ外来(認知症外来)
ご家族(両親や配偶者、中高年者)にひとつでも下記のような症状がみられ、お困りではないでしょうか?
- 物忘れが最近急に目立つようになってきた
- 簡単な計算ができない
- 近隣の近所付き合いにおいて挨拶のみとなり、会話とならない
- 今まで自分でできていたことができなくなってきた(金銭管理、料理や買い物)
- 同じ単純行動やおきまりのこと(単純な家事など)以外は理由をつけてやらなくなった
- たまに来た親戚より認知機能が落ちてきていると指摘される
- 怒りっぽくなったり、衝動的で理性がなくなってきている
- 暴力的になってきた
- 昼夜逆転がみられる
- 徘徊
- もの盗られ妄想がみられる
- 75歳以上で運転免許の更新で「記憶力・判断力が低くなっています」との判定のお知らせがきた場合
- どちらかに傾いて歩行する
- 下肢に力が入りにくくなり、歩行障害をともなう
- 頭痛あるいは食欲低下が著しい
- 小刻み歩行がみられる
- 失禁(おむつ)
- 毎日、飲酒している
加齢による物忘れと認知症とは区別されます。認知症とまではいかないまでも軽度認知機能障害の状態で早期に気づき対応していくことは、この先の老化による進行度合いに大きな影響、差が出てきます。
アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、血管性認知症、前頭側頭型認知症以外においてもうつ状態、甲状腺機能低下症や脳内病変によって認知症に類似した症状をきたす場合があります。
例えば、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症、脳腫瘍なども認知機能が低下します。これらの疾患は外科的治療で治る可能性も十分にあります。従って、治る認知症を見逃さないことが第一です。そのためMRIやCTによる画像検査は必須です。当院はこれに加えて問診(本人・家族)と神経心理検査、血液検査などをおこない総合的に診断します。
それぞれの程度にあわせて、ご家族とともに相談し治療方針を決定します。心配のかたがおられましたら一度ご相談ください。